22.07.27
フウロソウ属(フウロソウぞく(風露草属))は、フウロソウ科に分類される多年生草本植物の属の名称で、420種以上もの種が確認されています。日本で園芸用に栽培される品種などで「ゼラニウム」と呼ばれる品種はテンジクアオイ属であることが多く、本属の種は多くが○○風露(フウロ)と呼ばれています。英名では本属とテンジクアオイ属をあわせて "Geranium" と呼ぶ場合が多いです。一般に、野生種はユーラシア・北米各地の熱帯から山地にまで分布しています。
一般に、適度に水分のある水はけの良い土地であれば育ちます。葉は深く基部付近まで5裂し、5枚の葉が根元でくっついているように見えます。その裂片は各々披針形で、さらに切れ込みがあります。花は主に夏から初秋にかけて咲かせます。花弁は5枚で、形は左右対称、中央に花柱が、その周囲を取り巻くようにおしべがあります。花はテンジクアオイ属と似ていますが、本属の花は相対称であるのに対し、テンジクアオイ属の花は非対称な形をするものが多い傾向があります。花が散った跡には花柱が残り、種子が熟し、飛ばすときになると裂けます。
フクロソウの花言葉は「変わらぬ信頼」「妬み」