22.06.02
ヨーロッパ原産のアクイレギア・ブルガリスと北米産の大輪の花を咲かせる数種との交配種を西洋オダマキと呼ばれています。オダマキの種類は、雑種をつくりやすい性質もあり、多数の園芸品種があります。多くの場合、国内では個々の品種名を明記せずに色別や混合種子の形で流通しています。
いずれも丈夫な宿根草で、高さ30~50cmになり、株の中心からまっすぐ伸びた茎に赤、黄、青紫、白、桃色などの4~5cmの花を多数咲かせます。葉は根元にまとまってつきます。
本来セイヨウオダマキの和名をもつアクイレギア・ブルガリスはヨーロッパ原産の多年草で、高さ30~50cm、オダマキに似ていますが茎がまっすぐに伸び、10輪前後の青紫色の花がうつむいて咲きます。長く栽培されてきたため、白花や桃色、赤紫、黒紫色など花色の変異が豊富です。変種に八重咲きのフローレ・プレノがあり、変種のステラータは、同じ八重咲きでも、距(花の後ろに突き出した部分)のない種で八重咲きのクレマチスのような形の花を咲かせます。
オダマキ(赤)の花言葉は「心配して震えている」